2017年10月12日 更新

お葬式でのお悔やみの言葉はマナーを守って伝えていますか?

お葬式の場で悲しみに暮れるご遺族にかけるべき「お悔やみの言葉」はとても難しい。どんな言葉をかけるべきかと悩むこともよくあるだろう。しかしうっかりマナー違反となる言葉を使ってしまうのは避けたいところ。そこでお悔やみの言葉を述べるときの注意点や実際の使い方について詳しく見ていきましょう。いざというときにきっと参考になるはずです。

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1. お悔やみの言葉をかける際に注意したいこと

お葬式で遺族となることは人生でそう何度も経験するものではありません。そのため遺族は深い悲しみに包まれながらも慣れない仕事で慌ただしい気持ちになっていることも多いでしょう。むしろ「悲しみを紛らわすために、お葬式は忙しい」と言われることもあるほどです。
お葬式はたくさんの弔問客がくることもあり遺族は東奔西走しがちのため、お悔やみの言葉は短くとどめ、ご遺族の悲しみに寄り添った振る舞いを心掛けましょう。
注意したいのはマナー違反となる言葉です。お悔やみの言葉には忌み言葉というものがあります。「くれぐれも」「重ね重ね」「たびたび」「いろいろ」などの重ね言葉はその代表。これには不幸を繰り返さないという思いが込められていて、直接言葉を重ねているわけではないものの繰り返しを思わせる「次に」「引き続き」「なお」「なおまた」なども避けたい言葉として覚えておきましょう。
また「死亡」「事故」「生存中」といった死を直接に連想させる言葉もマナー違反となります。故人の死因を聞くことは大変失礼に当たるため厳禁です。「がんばってください」という言葉は故人の死後間もないお葬式でのお悔やみの言葉としては不向き。悲しみの真っただ中にあるご遺族の負担になるだけで、悲しみに寄り添っているとは言えないでしょう。

2. お悔やみの言葉を直接遺族に伝える際の例文

「教えて!goo」に「静岡県の冠婚葬祭という本を買いました。その中でお悔やみの言葉の例として『このたびはご愁傷のことでございます』『このたびはご愁傷でございます』とありました。ご愁傷様、というように様はつけないほうが良いのでしょうか。」(tamatuyuさん)という質問が寄せられた。

これに対するベストアンサーになった回答には「様は氏名などに敬称として使われますが、『ありさま』『ようす』などその状態をあらわす言葉です。」(comon-sukiさん) と。このように「ご愁傷さま」という言葉の「さま」は敬語ではないので省く必要はないと考えてよい。しかし「ご愁傷さまでございます」という言い回しはあまり身近ではないため、言いにくいと感じる人も。そうしたときには「心よりお悔やみ申し上げます」「まことに残念なことでございました」といった言葉を使ってもよく。「まだ信じられない気持ちです」「何と言ったらよいかわかりません」などの心情を表す言葉でも親しい間柄であれば十分に気持ちを伝えることができます。大切なのは言葉そのものというよりは「ご遺族へのいたわり」と「残念に思う気持ちが伝わること」でしょう。
高齢の両親が亡くなった場合であれば「お元気そうでしたので残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます」「寂しさが募るばかりです。ご冥福をお祈りいたします」などといった言葉がふさわしく、「大往生」や「天寿をまっとう」などの言葉は、ご遺族側が使う表現なので避けるべきです。配偶者を亡くしたご遺族には「長年連れ添われた奥様のご不幸、お力を落としのことと存じます」「どんなにかお力落としのことと存じます。お子様のためにもお心を強くお持ちになられて、どうぞご自愛ください」などと述べるのがよいでしょう。

3. お悔やみの言葉をメールで伝える際の例文

インターネットの時代ということもあり訃報がメールで飛び込んでくることも増えてきました。「教えて!goo」には「中学からの友達で、現在お互い大学一年生です。先程その友達から、昨夜母に最期の別れをしたとメールが届きました。なんの予兆もなく、本当に突然のことでした。初めてのことで、なんとメールを返したら良いのか全く分かりません。どのように返事を送るのが良いでしょうか?教えて下さい。よろしくお願いします。」(kaedeyaanさん)という質問が寄せられています。

まず、メールでお悔やみの言葉を述べるのは原則として略式であり正式なマナーではないことを知っておきましょう。そのためメールで返信するのはメールで連絡を受けたときや親しい関係のときに限られ、メールの件名は、お悔やみのメールであることがすぐに分かるように配慮したい。内容も長文は避け簡潔に弔意の気持ちを伝え、その上で「突然の訃報に、大変驚いています。心身ともに大変な時期とは存じますが、お気落としのないよう、どうかくれぐれもご自愛ください。ご永眠をお祈りいたします」「ご逝去とうかがい驚いております。略式ながらメールにてお悔やみ申し上げます」などと書くのがよいでしょう。
親しい間柄であれば「何かできることがあればお知らせください」「お悔やみにうかがいたいのですが」などの言葉を書き加えるのもおすすめ。悲しみに暮れながらも、どうしてよいか分からないご遺族の支えになることが大切です。関係によっては、もっとざっくばらんに「そっちに行こうか」「いってもいい?」などの言葉でも想いが伝わる場合もあるだろう。先の質問のベストアンサーになった aichan96さんの回答には「来てくれた彼女には感謝の言葉だけでは表せないぐらい有り難く思いましたから」とある。実際に駆け付けてもらったことが心の支えになり、とても助けられたという気持ちがつづられています。時間が許すのであれば、ぜひともご遺族の力になりたいものです。

4. お葬式では遺族をいたわるのがマナー

お葬式では重ね言葉などに注意して短めにお悔やみの言葉を述べましょう。ポイントはご遺族をいたわり悲しみに寄り添うことであり、これがすなわちマナーだと考えて良く、決してご遺族に不快な思いをさせないような行動をとりたいものです。可能であればできるだけそばにいて、ご遺族の心情を思いやり、それに寄り添った振る舞いを心掛けましょう。
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